温度差も、風化も当たり前の事としてとらえるようになったけど…

やっぱり現実言われると、「はぁ?」って思う事は多々あるわけで(苦笑)

私の親戚ではないけど…

友達の親戚が「夏休み、泊まりに行きたいんだけどいい?」と聞いてきたらしい。

仮設だけどね。狭いけどね。そこは関係ないらしい。

それは別にいいんだけど…

「水着持ってった方がいい?」

「どこで泳ぐの?」と聞いたら…

「海で!!いかだとかあるんでしょ?」と当たり前のように言われたと。。。

確かに遊泳禁止ではないけど…

あの砂浜に、レジャーシートを敷いて、子供が泳ぐ姿を眺めていたり、一緒に砂遊びをするという情景は今のところ頭の中に浮かび上がらない現状。

でも、ここで生活していない人にはそんなことわからないんだね。

私たちが震災前の風景を重ね合わせてしまったり、いまだに夢だと思っているように…

もしかしたら温度差や風化というのは、ここで生活していないからなおさら現実として受け止められていないだけなのかも?って少し思いました。

多分、子供のころからの自分の家がある田舎の風景。

今現在ここで生活していない人には…

そのころの風景が思い浮かんでいるのかもしれないね。

多分、その人たちも受け入れられない現実があるのかも。。

まぁ、そうわかっていても…

そんな言葉を聞くとイラッとする心の狭い私だけど、現実を見て暮らしている私たちでさえ、時々錯覚するんだから時々しか来ない人には、この現実は非現実であってもおかしくないのかもしれないなって思うし、もともと三陸に縁のない人は、草だらけで基礎すら見えなくなったこの町が、今現在の見ている風景なんだから、こっちの方が現実なんだしね。

温度差や風化。

そんなこと、今更どうのこうの言う事ではないのかもしれないな~。

これが現実でこの現実の中で生きていく。

それが今の私たちの生活。

それだけは間違いない事実だけどね。。。