あの大震災から1年と4ヶ月が経ちました。

ここ被災地ですら…町が壊滅的な被害を受けたこの町ですら11日にサイレンを鳴らすことはなくなりました。

それでも、いつもと同じようにあの日地震が襲った14:46。

静かに黙祷。

あの日の朝、誰が数時間後にあんな大きな被害を起こす大津波が襲ってくると予想できたでしょう。

誰も予想していなかったいつもと変わらないあの日。

なんだか心は今もあの日に取り残された気持ちは今日1年4ヶ月を迎えても、あの日のあの場所に取り残されているようです。

今も、ふと夜中に目を覚ませば“私はどうしてこんなところに寝てるんだろう”と考える日は続いています。

今日もお客さんと、

「今でも夢なんじゃないかって思うよね。なんで、この場所はこんな風になっているんだろう?って錯覚に陥ったりね。

ここに有ったはずの建物や人を思い浮かべて、そのすぐ横で行われている工事を見てハッと我にかえったりね。

毎日そんな事の繰り返しだよね。」そんな話をしました。

抱えている想いはみんな一緒です。

明るくしていても、笑っていても1人になった時、フッと何かに憑りつかれたように思考だけがあの震災前まで飛んでしまう時があります。

この思いはきっと、新しい家を建てなければ消えないのかも?と思ったけど、本当は一生消えないんだよね。

今は荒地の我が家も、いずれは森林公園等に整備されていくことでしょう。

住んでいた我が家の周りの風景はもう私の知っているものではなくなっていくのです。

それでも、私が思い出すのはきっと…

結婚してからずっと住み慣れたあの家。

子供達との思い出がたくさん詰まっているあの我が家。

これから作っていく新しい未来は、別な意味で楽しみだけど、きっとあの時一瞬にして味わった喪失感はこの先消えることはないんだろうと思います。

あれから1年4ヶ月。

復興が進まないと言いつつ、少しずつ何かが毎日変わっています。

早く、この先の事を決めてもらいたい気持ちと…二度とあの場所には住みたくないけれどあの風景はいつまでも残しておきたい複雑な想い。

矛盾してるけど…

やっぱりあの場所の我が家が懐かしいです。

100%安全なら元のように家を建ててあの場所に住みたいというのが、本当はみんな思ってることなんじゃないかな?

ただ100%の安全は絶対保障されないから諦めているだけなんだよね…

本当は、すごく淋しい思いを抱えながら…